2013年08月26日

英語は世界共通語

英語は日本人にとってとても身近な存在です。何処へ行っても、何を見ても必ず、英語が含まれていることに気がつくでしょう。

また、京都、奈良など有名な観光地のみならず、地下鉄、バスの案内も英語で書かれています。英語は日本でも第2外国語となっています。

では世界に目を向けてみるとどうでしょうか?

英語を母国語としない国に行ったことはありますか?

日本と同様にホテルで英語が通じることは当たり前、日本よりも母国語ではない英語を話せる人が多い国が案外多いのに驚かされます。

英語は世界共通語と言っても過言ではありません。しかし、英語人口の面から見てみると英語は共通語と言えるのでしょうか?

英語を第一言語として話す人は3億4千万人とされ、もっとも多い中国語の約9億人に比べると圧倒的に少ないことが分かります。

しかしながら、中国語は中国しか話されていないことを考えると、英語話せる人の人口は圧倒的に多いため、やはり共通語と言えるでしょう。

英語で自分の意志を伝えることができればどんな国へ行ってもそれ程不自由しないのは英語が世界共通語だという証拠です。

共通語である英語にはイギリス英語とアメリカ英語があるとされていますが、現在ではその区別も無くなり、新英語なる共通語が誕生しつつある様です。

世界の人々が英語を共通語とすることで意思疎通ができることは素晴らしいことですね。

英語のルーツ

もはや英語は世界共通語となっています。

日本でも若い世代を中心に英語が話せる人は多く、義務教育でも積極的に英語の授業が行われています。

しかし、この英語ですが世界共通語としての歴史は意外に浅いのに驚かされます。英語のルー
ツを少したどってみましょう。

500年前、英語はブリテン島とアイルランド島でしか話されておりませんでした。ルーツは浅く、世界共通語としての歴史は500年もありません。

元々英語のルーツはインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属していました。

オランダ語、デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語、アイスランド語も同じゲルマン語派のルーツとも言えます。

元来ケルト人が住んでいたブリテン島ですが、英語のルーツである古英語を話すゲルマン民族が5世紀に侵入してきます。

その後、大英帝国時代に、北米、オーストラリア、インドなどを植民地化し、英語圏が世界各地に広がり始めます。

そして、現在、世界各国で英語が共通語として話されるようになりました。

英語のルーツはブリテン島に始まりますが、この様に世界に広まった背景には英語自体が他の民族に受け入れやすい言語だった事にあります。

英語のルーツから判断すると、文法は比較的簡単な為、様々な文化と融合しやすかったことが広まりやすい要因だったようです。

英語の文法が難しいと思っている人はいませんか?英語は言語の中でも簡単な部類の言語なのですよ。

英語の義務教育

日本で一番始めに英語を学習するのは中学校1年からです。義務教育のカリキュラムに含まれているため、中学校へ進学すると共に誰でも英語を学習し始めます。

義務教育を小学校から始めようとする動きもあります。実際に韓国では既に小学校3年生から義務教育が始まっており、近いうちに全学年で義務教育化されるようです。

中学校3年間の義務教育で英語の基本は大体学習することになります。もちろん高校に進学すると更に英語の学習は続き、高校3年間でほぼすべての英文法を学習するカリキュラムになっています。

通常の英会話レベルであれば中学校の義務教育レベルで十分足りるのですが、実際に中学校を卒業して英語を話せる生徒はほとんどいません。

これは中学校で学習する英語が文法中心の学習体型にあるからと言って良いでしょう。公立中学校の先生は実際には英語を話せない先生も数多くいます。

高校でも同じ事が言えます。従って中学校、高校と英語を学習しても実際には話せない生徒が大半であるのが日本の現状です。

一方私立中学、高校に通う生徒は外国人教師に英語を学ぶことは珍しくありません。この違いは義務教育の限界なのでしょうか。実際に大学に入学する時点では大きな差が生じています。

是非とも義務教育でも英語の授業に会話を重視して欲しいものです。